送り火と精霊流し
2020.07.26
➄送り火と精霊流し
お盆の終わる16日(地域によっては15日)には送り火を焚いて霊をお送りします。
それぞれの家で迎え火を焚いた同じ場所でおがらを焚いて霊が帰る道を照らして送り出すのですが、その後にもう一度お墓参りをするのがならわしです。
お墓が遠方の場合は送り火だけで済ませます。
また、霊を送り出した後、明け方までにお供え物などを川や海に流します。
今日では霊の帰るその夜か翌日に行われることが多いようです。
これを「精霊流し」「灯籠流し」と言います。
藁やおがらで作った精霊舟に灯籠やロウソクを立てて、川に流して精霊をあの世へ送り出すものです。
最近では河川を汚染する問題がある事から川や海に流すことを禁止しているところが多くなっているので、菩提寺に持参して供養してもらうか、自宅で始末するようになりました。
また、宗派によってはこのような霊を送迎する行事を一切しないところもあります。
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