送り火と精霊流し
2020.07.26
➄送り火と精霊流し
お盆の終わる16日(地域によっては15日)には送り火を焚いて霊をお送りします。
それぞれの家で迎え火を焚いた同じ場所でおがらを焚いて霊が帰る道を照らして送り出すのですが、その後にもう一度お墓参りをするのがならわしです。
お墓が遠方の場合は送り火だけで済ませます。
また、霊を送り出した後、明け方までにお供え物などを川や海に流します。
今日では霊の帰るその夜か翌日に行われることが ....
棚経
2020.07.19
④棚経
霊が滞在している間に、僧侶をお招きしてお経をあげて頂きます。
精霊棚の前であげるので「棚経」といいます。
僧侶は短期間のうちにたくさんの檀家を回らなければならないのでお経が終わったらむやみに引きとめたり、大袈裟なおもてなしをするのではなく、おしぼりや飲み物をさしあげたり、部屋を涼しくする程度がよろしいでしょう。
また、僧侶がいつ来訪されてもいい様に前もって「お布施」を包んでおきます。
遠 ....
迎え火
2020.07.12
③迎え火
精霊棚の準備が整ったら墓地へ行って自分の家の墓所の清掃を済ませて、夕方まで待つか、墓に行かない場合は自宅で待ちます。
そして先祖の霊が帰ってくるといわれる13日の夕方になったら迎え火のおがらを墓地や家の門前で焚いて、霊が迷わないように道を明るくして迎えます。
墓地で迎え火を焚くときは家族で墓参りをしてお供えをし、ロウソクに火を灯して線香をあげます。
そして、火のついたロウソクを盆提灯に ....
精霊棚
2020.07.05
②精霊棚
13日の朝には、まず仏壇を清め、次に先祖の霊を迎えるための「精霊棚(しょうりょうだな)」を作ります。
この精霊棚は必ず迎え火を焚く前に、仏壇の前や軒先に飾ります。
今日では、仏壇の前に小机などをおいて、この上に真菰(まこも)か、すのこを敷く程度のものが多いようです。
ところによっては、仏壇の引き出しを精霊棚にしつらえて済ませることもあります。
棚には仏壇から移した位牌や香炉、燭台、花立 ....